糸萱かぼちゃ
信州伝統野菜認定
糸萱かぼちゃについて
糸萱かぼちゃは明治時代以前から長野県茅野市北山糸萱地域で栽培されてきた伝統野菜です。古い記録によると米の大凶作の年には大切な栄養源として人々の命をつなぎました。糸萱地域は八ケ岳山麓標高1000mに位置し、戦国時代から鉄鉱石が露天掘りされ、武田信玄の棒道の起点だったと言われています。土壌には鉄分などミネラルに豊富で高原の気候は特にかぼちゃの栽培に適しています。糸萱のおじいちゃん、おばあちゃん達が「おいしいかぼちゃ」として長年守ってきた野菜です。糸萱かぼちゃは、薄い水色で、大きめ(2-5kg)、硬くて重量感が特徴です。食感はほくほく感、きめの細かい食感、自然の甘みがあります。2013年に糸萱の有志が集まりこのかぼちゃの品種の栽培を守るために糸萱かぼちゃ生産者組合を設立しました。茅野市からは「地域発元気づくり支援金」の補助を受け、長野県諏訪振興局農政課、長野県諏訪農業改良普及センター、茅野市農業支援センター、JA信州諏訪、信州大学などからの支援を賜り、2015年2月に「信州伝統野菜」として認定されました。